書籍紹介

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画像解剖の基本を総点検!            

CT・MRI 解体新書
−正常解剖−

ISBN978-4-902496-40-6
定価:本体2000円+税、B5判、154頁、2色刷
発売:2012年1月
編著:似鳥俊明(杏林大学医学部・放射線科教授)
   佐々木康夫(岩手県立中央病院・放射線診断科長)


全身のCT・MRI画像を収録し、クイズ形式で解剖名を学習できます。

  • 医学生、研修医、医師、看護師、放射線技師、臨床検査技師など全ての医療人が最低限知っておくべき解剖名を厳選しました。
  • 付録の赤シートで赤文字を隠しながら、インタラクティブに解剖名を学ぶことができます(下図参照)。→サンプル(PDF書類)
  • 脊椎・四肢は参照画像として単純X線を加え内容を充実させました。
  • そのほか3DCT、MRAも収録。
  • アメリカ心臓協会(AHA)の冠動脈セグメント肺区域、肝区域(Couinaud分類)など、臨床に役立つイラストを適宜配置。
  • iPhone、Androidアプリケーションは別売となります(Apple Storeまたはplayストアにて発売中)。※iPhone専用アプリのため、iPadでは2倍モードで表示してあります。



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 この少しユニークな解剖学書の読者対象は極めて広い。医学部、保健学部などの学生、研修医、放射線技師、検査技師、看護師、そしてすべての医師が読者対象である。放射線科画像診断専門医も想定されている。現在の医療は極めて間口が広くかつ奥が深い。学びつつある者には目標が見えがたく、専門家にとってかつては広く学んだ専門外知識の保持が容易でない。医療の現場では互いの基本常識の解離が思わぬトラブルを招く。専門と専門の狭間にリスクが潜む。本書で掲載したものは、現在の医療でもはや欠くことのできないCT、MRIを中心とした画像医学の必須項目である。医療を学ぶすべての学生の目標点であり、すべての医療人が常識として常に保ちたいレベルである。
 本書の表紙、中扉の“ウィトルウィウスVitruvius的人体図”は、調和のとれた人体と神殿とをこのうえなく賛美した古代ローマ建築家の思想をダ・ヴィンチが視覚化したものである。調和の上に確立された専門性の象徴として用いた。

 巷間電子書籍が大いに注目されている。 多くは紙媒体の書籍をPDFに置き換えたものであるが、我々はこれまでの電子書籍を超えた体験ができるiPhone用のアプリケーションを同時に開発し、ゲーム感覚で基本画像解剖を身につけることができるよう工夫した。書籍版、アプリ版ともにセルフチェックができる体裁であり、気軽に繰り返し学習、知識の確認をしてみてほしい。

 本企画は2010年春になされた。医療過疎化の中で健闘する岩手県の研修医たちを巻き込み、上記の思いを発信しようと作業を進めていたが、大きな災害が起こり頓挫しかけた。2011年3月の大震災・大津波で根底から揺すぶられて至った思い“ここですべきはすべての基本の総点検”…… 企画趣旨との符合に気付き、色合いをさらに明確にさせての作業再開で完成できたことを、全国からの支援に対する感謝の思いと共に付記したい。

似鳥 俊明、 佐々木 康夫
contents


  • 頭 部 Head
  • 頭頸部 Neck
  • 脊 椎 Spine
  • 胸 部 Chest
  • 腹 部 Abdomen
  • 骨盤(男性) Pelvis(Male)
  • 骨盤(女性) Pelvis(Female)
  • 四 肢 Limbs
  •  肩 Shoulder
  •  肘 Elbow
  •  手 Hand
  •  股 Hip
  •  膝 Knee
  •  足 Foot

  • 【収録イラストレーション】

  • ・脳室の構造
  • ・Willis動脈輪
  • ・脳の栄養動脈
  • ・脊髄縦断像、および環椎と軸椎の関係
  • ・肺区域とその名称
  • ・アメリカ心臓協会(AHA)による冠動脈セグメント
  • ・体幹の動脈と静脈
  • ・膵臓の脈管系
  • ・肝区域
  • ・肝臓の脈管系と胆嚢・胆管との関係
  • ・門脈系
  • ・腹腔動脈の枝
  • ・小腸の血管支配
  • ・大腸の血管支配
  • ・上腸間膜動脈と下腸間膜動脈の枝
  • ・大腿部の動静脈・神経の走行と大腿動静脈へのカテーテル刺入部位
  • ・上肢・下肢の動脈
  • ・上肢・下肢の静脈