書籍紹介

リブロ・サイエンスの書籍

Dr.東田の「名物講義」実況中継 新・わかる!! DVDで見て、聞いて、わかる 個人授業

このような方にお薦めします。

  • 臨床に役立つ知識をすぐに得たい方。
  • 基礎知識を整理しておきたい方。
  • これから本格的に勉強したい方。
  • 苦手意識がある方。本を読む時間がない方。
  • 類書を読んでもわからなかった方。

第1巻 血液ガス
「さようなら、ヘンダーソン!」 動脈血ガス分析における呼吸機能の判断・酸塩基平衡の判断をやさしく解説。
サンプル動画は、各書籍ページよりご覧になれます。

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第2巻 水・電解質
「輸液の疑問がこれで氷解!」
水・電解質の基礎から、病態、輸液をやさしく解説。
サンプル動画は、各書籍ページよりご覧になれます。

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第3巻 心電図
「心電図の波に乗る!」
ベクトルの概念から、心電図の読み方、不整脈の診断をやさしく解説。
サンプル動画は、各書籍ページよりご覧になれます。

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シリーズ刊行にあたって

 医学では人間の構造と機能の正常を学んでから異常、すなわち病的状態を学ぶ。しかし、現実の医療の世界に入ると、同じ疾患であっても患者それぞれが進行度合いや重症度が異なり、合併症もさまざまで、教科書的な知識はほとんど役に立たないことに気づく。
 臨床の場で必要になるのは、人間性に加え、理論的に考え、行動する力である。一般に医学も含めて、学習する場合には、まず、基本的知識を得る。それをもとにして各論的内容を理解し、そして自ら考えて個別案件をmanagementする能力を身につける。すなわち、知識→理解→思考力の構図である。
 しかし、残念なことに、知識をたくさん暗記することに価値がある、と誤って思い込んでいる人たちが特に医学や医療の分野では多い傾向がある。理解する範囲でさえ、「理解を暗記」しようとする傾向がある。本当は、いくら知識・理解があっても、それを自由に使いこなせる能力がないと意味を成さないのである。
 血液ガス分析や水・電解質、心電図の分野は、臨床上非常に重要であり、数多の関連書籍があるにもかかわらず、「理解しにくい」という方が多い。それは、これらの項目は目に見えるものではなく、非常に抽象的であるので、これを書物として理解するのは、物理的に無理があるからであろう。
 そこで、今回はポイントとなる基本的知識は少なくして、自ら考える思考力を効率よく獲得するために、DVD書籍という形をとった。1コマの講義内容の情報量は、厚い書籍一冊に相当するという試算もある。是非このDVD書籍を利用して臨床の場で使える能力を身に付けていただきたい。
東田 俊彦